大賀監督が小学部の監督を退任して1週間。
土曜日は練習試合2試合を今津運動公園で行いました。
私は指揮を執ることなく、峰コーチに一任しました。
ベンチに座って何も仕事をすることなく、戦況を見つめておりました。
山下新監督が仕事で来てないこともありましたし、有能な峰コーチが指揮を執っていましたのでベンチ内でじっとしていました。
勝ち負けとか関係なく、正直、パッとしない試合でした。
ダラダラとした本当に見苦しい試合でした。
小学生特有のダレた試合でした。
ここ1ヶ月くらい、技術というよりは、気持ちの弱さで負けている試合が多かったため、峰コーチの判断もあり、今日は急遽19時まで練習することになりました。
試合後の練習はランニング中心の泥臭い練習でとても良い練習をみんなでしていたように思います。
かなりキツイ練習だったと思います。
私は監督ではありませんので、見るだけで一切口は出しませんでした。
ただ、その練習終了後、キャプテンを中心に選手全員が帰ろうとする私を呼び止めて話をしてくれました。
何も言うことなく、号泣するキャプテン。
涙ぐんでいる責任感の強い5年生エース。
そしてその周りを囲む、福岡チータ小学部の全保護者様。。。
涙でキャプテンは想いを書いた手紙を上手に読むことはできませんでした。
そして、それとともに6年生4名の真剣なまなざしが私の視界に飛び込んできました。
「僕たちは大賀監督の元で野球がしたい。。。ダラダラすることはもうしないので、なんとか引き続き監督をやっていただけないでしょうか・・・(涙)」
私も涙が出そうでしたが、HP上でも、保護者様全員にも監督を退任することを先週お伝えしていましたし、山下新監督にも監督就任を受け入れていただいておりましたので、その場で返事はできませんでした。
山下新監督にも失礼にあたるので私は退任で気持ちは固まっていました。
その後、子供たちを除いて保護者様全員とコーチ陣でお話をしました。
「私はもう監督を退任すると発表しましたのでまた、やっぱりします・・・は男として恥ずかしいので撤回はしたくないです。監督は辞めてもコーチとして残るので今までと変わりません。」
という話を保護者様にさせていただきました。
その後、保護者様同士で話し合いをしていただきました。
福岡チータは正直、私が作ったチームですが、大事な決断は選手や保護者様のご意見を最大限尊重する形でこの3年間運営してきましたので、保護者様のご意見も聞きたかった。。。
その後、保護者様全員の意見がまとまり、保護者様が私に話をしてくれました。
「大賀監督に是非、続投してほしい!理由としては、いつも選手ファーストで運営してくれている大賀監督です。選手全員の意見は大賀監督に指導してほしいということでしたので、ここも選手ファーストを貫いてほしいです。保護者もみんな大賀監督に指導してほしいということで意見がまとまりました。」
「この1週間、6年生同士で連絡を取り合い、何とか大賀監督を説得しようと小学生なりにいろいろ考えていました。」
というような話をしていただきました。
とても格好の悪いことですが、第二次大賀政権をスタートさせることを決めました。
正直、すごく迷いました。
退任してやっぱり撤回、、、
男としてありえない決断を私はしました。
監督再就任を決めた理由はいくつかあります。
「この試合で負けたら責任を取って監督を辞めます」
一部の保護者様にはお伝えしていました。
5年生エースは最速110キロの剛速球を投げ込みましたが、結果として負けてしまいました。
ただ、ベンチでの彼の立ち振る舞いや責任感の強さに私は感心しました。
でも、一番大きかったのは先日、新監督就任を受託いただいた山下さんからの深夜の電話
「試合が終わった後、みんなで話をして、やっぱり大賀さんのことが好きみたいでしたよ。私のことは気にしないでなんとか・・・」
という熱いメッセ―ジをいただきました。
そこも大きかったです。
正直、男としてカッコ悪いことはしたくなかったのですが、福岡チータの子供たちや保護者様、山下さんから懇願されましたので、あえてカッコ悪いことをさせていただきます。
6月24日より、第二次大賀政権をスタートいたします。
コメント