今日はサニクリーンカップ低学年の2回戦がありました。
ただ、猛暑ですよね。
試合前のアップの段階でこの日クリーンアップを任せたいと思っていた4年生のH君が熱中症でダウン。。。
予期せぬ出来事に私は急遽、メンバー表を大急ぎで書き換えました。
入部したばかりの3年生のS君(野球素人)と1年生の2人をスタメン起用することになりました。
相手は雁ノ巣ゴールデンフューチャーズ様でなかなか強いチームとお聞きしておりました。
この状況に低学年は人数もぎりぎりでかなり厳しい戦いになることが予想されました。
先発を任せたのは最近、ボールが強くなった4年生のキャプテンH君!
先日私は全体でH君に闘魂注入したことがあるんですよね。
「声を出さないキャプテンなんかいらない!キャプテンを途中で変えることもできる!なんでHをキャプテンにわざわざしたのか考えて欲しい。Hが低学年を引っ張らないと誰が引っ張るんだ!」
小学4年生には厳しい言葉でしたが、彼のことを思って厳しい言葉をかけたことがありました。
H君、2回に四球から2点を失ってしまいますが、十分に合格点があげれる70点の内容でした。
(彼ならもっとできると思いますので厳しめに70点にしました)
ベンチに帰って来るH君に時には注意して、時には「暑いからベンチに座って休んでおきなさい」と声をかけ、励ましました。
3回裏には2点を取って同点になりまして、一気に福岡チータへ流れが傾きます。
ただ、こういうランナーを溜めたチャンスの場面で良い場面で野球を始めたばかりの子や1年生の子に回ってくるものなんですよね。。。
ツキがない・・・
練習前にH君が熱中症でダウンしたのが本当に大きかった。。。
ただ、H君や親御様を責めているのではないので誤解しないでほしいです。
そのくらい最近のH君の成長が素晴らしいということですし、それだけ私はH君に依存していました。
チャンスの場面では思わずH君が休んでいる大会本部席に目をやり、代打だけでもいけないか・・・
と私は本部席をのぞき込んでいました。
無茶苦茶なことを考える監督です。
入部したばかりの時はキャッチボールもままならず、打撃ではほとんど空振り!たまにボールに当たってもピッチャーゴロばかりのH君がこの1年で大きく成長してくれました。
改めてH君を褒めてあげたいですし、コーチ陣に感謝しております。
ただ、今日は私のアップのさせ方や、選手への注意喚起が足りなかったように思いますし私が一番反省しております。
H君、申し訳ございませんでした。
低学年は60球という球数制限があるんですよね。。。
4回にピッチャーを交代させました。
ただ、2番手のK君は素晴らしい選手なのですが、最近はちょっと精神的なものでしょうか。。。
私は不安がありました。
連携プレーやトリックプレーのミスもあり。。。。
野球を始めたばかりの子はカバーに入ってなく。。。
中継プレーでは内野手の大暴投もあり。。。
最終回となる5回には3点を相手チームに献上いたしました。
結果は2-6で負けました。
普段なら試合中も試合が終わっても怒り飛ばすところですが私は注意くらいで怒ることはしませんでした。
選手である子供たちにも親御様にも失礼になるかもわかりませんが
「強豪相手にこのメンバーでよく戦ったと思いますよ。飛車と角がいるから一応試合になりましたけど、飛車・角に感謝しています。」
と思わずある親御様の前でつぶやきました。
本音を言えばH君がいれば状況はガラリと変わったと思います。
ただ、それを言えばキリがない。
野球の試合だけではなく、体調管理の部分でも負けてしまったということです。
言うまでもなくチームを率いる監督の責任であることは明らかです。
でも私がいつも言いますが野球はピッチャーですね。
先発したピッチャーのH君は四球は多めでしたが、よく投げてくれていました。
そして捕手のH君も一回一回、ベンチを見ながら投手・野手に指示を出してくれていました。
守備では初回にファインプレーがありました。
クールな4番キャッチャーH君ですが、今日は声もよく出していました。
打撃はイマイチでしたが、彼にも闘争心を感じましたし人としての成長を感じることができて本当に良かったです。
先日のブログで絶賛した彼ですが、今日は正直‘危機感’もあって「俺が引っ張らないと」というのがあったのではないかと思います。
よく頑張ってくれました。
ありがとう!
また、ショートを守った責任感が人一倍強いT君が守備も攻撃も走塁も闘争心むき出しで頑張ってくれていました。
私は闘争心がない選手は嫌いですし、常に戦う集団でないといけないと思っています。
闘争心がある選手は大好きです。
そういう意味ではピッチャーゴロを打って全力でファーストへヘッドスライディングをした1年生のS君も素晴らしかったですね。
いつも選手たちにはケガをするから1塁へのヘッドスライディングは禁止していますが、「思わず」勝ちたい!という闘争心が出た1年生のS君を褒めてあげたいです!
話はT君に戻りますが、私は試合中にショートのT君をずっと褒めていました。
リードの仕方、打席でのふるまい、選球眼。。。
全てにおいて野球センス・スポーツセンスを感じました。
彼がいなければ今日の試合は0-30で負けていたと思います。
試合終了後、同じ雁ノ巣で待たせていた高学年と合流して午後から練習をしましたがT君の野球センスをみんなの前で褒めました。
私がいつも選手たちに言っている「考えて野球をする」ができているのは福岡チータ全体の中で5名だけです。
そしていつもいろいろ重要なこととか、勝つために必要なことを円陣を組んで言っていることを覚えているのはこの5名だけです。
この人数を増やしていくのが私の仕事だと思います。
円陣を組んで私はみんなに話をしている時、以前も書いたかもわかりませんがT君はいつも目が輝いています。
私の目をずっと見ています。
目が死んでいる子も正直います。。。
私は人の目を見て判断します。
先日、ある方からご依頼をいただきまして、ある会社とあるお店に経営指導というかトレーニングを任されて東京まで行ったんですよね。
30名くらいの社員を見て私はいつもながらの辛口で責任者の方へ
「30名のうち27名はサバの死んだ目になっています。ほとんどが目が死んでいます。やってやろう!稼いでやろう!会社を大きくしよう!という気迫や闘争心は0に近いです。」
「ちょっと息抜きも兼ねて社員を20キロ走くらい走らせた方が良い」
という感じでお金をもらっておきながら失礼なことを言ってしまいました(笑)
でも女性幹部の方は
「大賀さんもそう思いますか?私もそう思います。今、変えないと会社が倒産します。今日、大賀さんがみんなの前でやる気を出すようなことを言ってくれてみんな目の色が少し変わったように思います。」
とおせいじをいただきました。
福岡チータに入部すると
「今まで家で素振りなどすることがなかったのですが、最近は何も言わなくても素振りなどするようになりました。」
「前のチームではなかったのですが、チータに入部してから家に帰って野球ノートを書いたり、指導してもらったことをメモしている息子を見てびっくりしてます。」
「毎週末のチータの野球が楽しいみたいで親としても嬉しく思います。」
「家に帰って、今日はこれを教えてもらったとか、私(親御さん)に報告してくるんです。それが親としては嬉しいです。」
「チータに入部させてもらって、息子が大きく変わりました。これからも厳しいご指導お願いいたします。」
上記のように子供が変わるんですよね。
誤解のないように!
この後、こちらの会社、きちんと電話の出方から接客方法、契約書の裏側(法律的な部分)、クレームの対応の仕方まで実戦を交えてきちんと仕事してきました(笑)
株式会社K様ありがとうございました!
株式会社K様、このブログ経由で・・・紹介で・・・私に仕事が来たんですよね。
きちんと約束通りにブログに書かせていただきましたよ(笑)
最近はいろいろな方へ福岡チータ監督ブログをご覧いただいているようで嬉しいです!
⇒女性幹部とファミレスで打ち合わせ中
さて、話はT君に戻しましょう(笑)
T君が入部した時、捕球や送球を少し指導したんですよね。
大した指導はしてないですけど(笑)
でもT君はグラブを持っている手の使い方とか足の運びとか、打ち方とか・・・練習の時からずっと実戦してくれているんですよね。
日々の積み重ねって大事ですし、野球だけではなく何事にも考え方は大事です。
T君は野球をしても仕事をしても成功者となるでしょう。
目がいつも輝いていますし、度胸もあります。
前も書きましたがT君、大きな大会でエラーを連発したことがあって、ベンチに帰って来て責任感の強さからみんなに配慮してか、わからないようにベンチで少し涙していたんですよね。
こういう仲間への配慮も素晴らしいと思いますし、その時の失敗があって、今の素晴らしいT君がいるということです。
彼はまだ4年生ですよ。
素晴らしいと思いますし、お子様へ素晴らしい教育をされているT君のご両親様へ感謝しております。
人間、誰でも失敗はします。
ただ、同じ失敗を何度も繰り返すのか、繰り返さないのかで人の価値であったり、選手の価値が決まっていきます。
プロ野球選手となっても何度も同じミスをすれば戦力外通告や自由契約が待っています。。。
勝負の世界、厳しいということです。
今日はいろいろなことを書きましたが、私は高学年も低学年も飛車・角・金・銀という感じで選手を決めています。
飛車・角がしっかり機能すれば戦えるチーム作りをしています。
軸となる選手になれるよう、他の選手たちも頑張ってほしいと思っています。
対戦いただきました雁ノ巣ゴールデンフューチャーズ様、ありがとうございました。
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