今日はジュニアドリームカップの2回戦で光貞ジェッターズ様との対戦でした。
コロナとか体調不良とか、家族で旅行とかで・・・
福岡チータ低学年は10名で戦わないといけない絶体絶命のピンチでした。
先発は久々のピッチャーとなった、H君。
ただ、初回から安定しませんでした。
四球の連発、長打も浴び、ボークまでしてしまう最悪の展開でした。
また、味方のまずい守備やフォーメーションの乱れもあり、いきなり、1回表に4点を奪われてしまう展開に保護者席からも「負け確定」のムードが漂っておりました。
ベンチに帰ってきた選手たちに私は思わず
「これまで練習したことが何もできてない!今日負けたら俺は福岡チータの監督を辞めることにする」
と一言。
私はこの試合、負けたら本当に監督を辞めようと思っていました。
私の指導方法が悪かったんじゃないか。。。
伝え方が悪かったからこうなったんではないか。。。
私の指導が間違ってたのか。。。
結果を出せてない自分に腹が立つ。。。
4点を奪われている間にいろいろ考えさせられました。
→捕手・投手と大活躍のH君
しかしこの後、驚きの展開が・・・。
1回の裏に打線がつながり4点を奪って1回終了時点で4-4の同点。
その後、相手チームに1点を奪われて4-5となりました。
でも、新年平日練習が効いたのか・・・
打撃が全体的に非常に良くなりましたね。
ベンチから観ていても安心して攻撃を任せれるというか4-5で負けている展開でしたけど、なんか、私の中で勝ちを確信しておりました。
3回に集中打で7-5と逆転に成功!
しかし、今日は投手陣の四球が多く、4回に7-7の同点に追いつかれます。
ここで決断!
福岡チータの絶対的守護神・津田恒美こと、H君をマウンドに送りました。
満塁のピンチを剛速球で乗り越えてくれました。
やっぱりエースのH君は安定していますね。
頼りにしています。
→3回戦突破時の写真
同点で迎えた4回裏に一気に4点を奪い、11-8でこの試合、勝利することができました。
わずか10名の小さな戦士たちが逆転~同点~逆転という展開の試合を勝利してくれました。
私は以前のブログでも書いたと思いますが、10-0で勝つチームよりも、1点差ゲームを勝利したり、逆転して勝つチームが本当に強いチームだ!
と子供たちの前でも言い続けていました。
本当に素晴らしいチームになったと思いましたし、子供たちの頑張りに感動しました。
1年生の友君をライトのスタメンで起用しました。
守備機会はありませんでしたが、攻撃では2打席、三振することもなく芯で捉えて凡退してくれました。
1年生の打撃ではなかったです。
打ち方もしっかりしていて、素晴らしい打撃でした。
100点をあげたいと思います。
入部して半年くらいですが、大きく成長した彼は素晴らしいと思いました。
ご両親様の常日頃からの教育の賜物です。
実は私、1年生の友君が一生懸命に頑張っている姿を見てベンチで涙が出ていました。
練習中の友君を思い出したんです。
ノックをしていても捕球の仕方はダサいかもわかりません。
正直、肩もまだ弱いです。
でも、形にこだわることなく、必死に小さな体でボールを止める姿勢、何度もグランドでこけながら必死にボールを止めてやろう!
という姿を思い出したんです。
ノックをしていても気持ちが伝わってくる素晴らしい選手です。
踏まれても踏まれて生えてくる雑草魂をいつも感じておりました。
今日の試合は友君のおかげで勝ったと言っても過言ではありません。
夜、親御様にLINEさせていただきました。
「友君のような素晴らしいお子様を福岡チータに預けていただきましたことに改めて感謝申し上げます」
この日、少し連絡事項などで保護者会議をしたんですよね。
その中で友君の話、練習態度などについて保護者様に話をしたんですよね。
その時、こらえることができず、涙が出たんですよね。
「これから技術もそうですが子供たちの心に響く指導をしてまいります」
と保護者様にお伝えして保護者会議は終了いたしました。
今日、2回戦を大逆転劇で勝利することができました。
入部時は素人同然だった3年生のS君を3番に抜擢したんですけど、3打数3安打の大活躍でした。
ここ最近、ずっと打撃の指導をして彼の可能性を信じての3番起用でした。
1年生ながらよく頑張った友君、主戦・H君。
10名の戦士たちがユニフォームを真っ黒にしながら頑張ってくれました。
夜になって数名の保護者様からLINEをいただきました。
「息子が監督が辞めなくてよかった。と目をうるうるしながら話をしてくれました。」
「お昼ご飯を食べた時、勝てて良かった。監督が辞めんでよかったと話をしてくれました。」
今日は素晴らしい劇的な試合でした。
対戦いただきました光貞ジェッターズ様、ありがとうございました。
かなり打撃の良い、素晴らしいチームでした。
また寒い中、遠いところ応援に駆けつけてくださいました保護者様へ感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
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