監督ブログBLOG

「監督の元なら男になれると思って息子を預けました」

小学部監督ブログ

本日、4年生ピッチャーのK君は相手打者に死球を与えてしまいました。

すぐにマウンドを降りて打者の元に謝罪に行きました。

相手バッターが大泣きしているのを見て、申し訳なさそうな顔でその後もなんとか投げ続けてくれました。

 

ただ、これからです。

それだけでは終わりません。

練習試合が終わった後、相手チームのベンチに1人で行ってそこでも指導者の方々に謝罪に行ったようです。

後から私はそれを聞きましたがなんか涙が出そうでしたよね。

 

野球選手としてというより、人としての成長を感じました。

入部時に「監督の元なら男になれると・・・」というような理由で入部されました。

私の指導は正直大したことはないです。

いつも小学生の子供たちを怒ってやったり、一緒にふざけて遊んだりしているだけですから(笑)

でも、今更ですが入部してくれてありがとう!と言いたいです。

 

本日の試合後の全体ミーティングの時に

 

「彼は野球が上手くなったというより人間性が素晴らしい」

 

普通は小学校4年生の子が1人で相手チームのところに行って謝罪なんてできないですよ。

彼ばかり褒めてはいけないと思いつつ、褒めてしまいました。

監督の指導が悪いから死球を与えたわけですから彼が悪いのではありません。

実際、私は試合中に相手ベンチに頭を下げ謝罪させていただきました。

⇒普段の練習では泥だらけ

⇒片付けも積極的に

⇒足腰が少し太くなりました

 

振り返りますと、今年の4月に初めて野球チーム入部ということで上月隈第一球場での練習に体験に来てくれました。

昨日のことのように覚えております。

印象は・・・恥ずかしがり屋さんで大人しくてイケメンな子。

初心者でしたが、1ヶ月後(5月)に今日と同じ、香椎スカイスターズ様との練習試合(場所も同じ)でライトを守らせました。

練習試合の前日にライトゴロの練習をして試合に出場させました。

でも、試合当日、彼はライトゴロを上手くさばくことができず、途中交代させられて泣きながらベンチに帰ってきました。

そんな彼を私は膝の上に乗せていろいろな話をしました。

 

それから半年くらいですか・・・

今では4年生ですが、主軸打者としてエースとして大活躍してくれています。

相手が6年生でも主戦としてピッチャーをしてくれています。

素晴らしいと思うんです。

実際、今日の試合でも味方がエラーで足を引っ張ってなければ・・・という内容でした。

もっと鍛えたら1年後は素晴らしい選手になっていると思います。

 

「野球をする上で性格が大事」

「人間性が大事」

 

いつも私が子供たちの前で言ってることです。

彼が高校野球をしている姿を早く観たいと思いますし、10年後の彼を早く見たいです。

10年後、彼の姿を見て私はそのまま死んでも良いと思ってる。。。

 

半年でよく成長しました。

選手メンテナンス表を見ると、今月誕生日みたいですね。

おめでとう!

これからも監督をよろしくお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました