写真をご覧ください。
野球素人で入部してくれた4年生と5年生の子です。
最初、キャッチボールもできない状態でしたが、この写真を見てわかるように入部後3ヶ月~5カ月でこの素晴らしいフォームになっています。
「結果オーライの野球を今の時期からしたらつまらん」
「アウトになって良いから綺麗なフォームで綺麗な打球を打ってくれ」
「将来を考えて今、しっかりしたフォームを身に着けることが大事」
いつも監督として小学部の子供たちには伝えています。
あと中学部・小学部の親に伝えるのは
「野球経験のあるお父さんであっても口は出さないでほしい」
「口を出したいなら他のチームをあたってくれ!チームの迷惑でしかないから」
「野球未経験の親の方が子供の上達が早い」
といつも失礼ながら言っています。
やっぱり、親としては自分の経験を元に子供に「こうしろ!」「ああやって打て!」って言いたくなりますよね。
わかります(笑)
でも、それを我慢すると子供は一気に伸びるものです。
中学部にも小学部にも現時点で高校まで野球をしていた!というお父さんも数名いらっしゃいます。
でも、口を出さないから上手くなるんだと思います。
現部員のお父様とお母様に感謝です。
さて、今日はあるお父さんのお話です。
子供がヒットを打ってもファインプレーをしても一切褒めたことがないらしいです。
逆にエラーをしてもそこまで怒らない方針らしい。
さすがに何度もエラーしたら怒るらしいですが(笑)
家ではあまり野球の話をしないようで、トレーニング・自主トレも子供に自由にさせているようです。
そのお父さんが自分の子供を2回褒めたことがあるようです。
1回目は小学生の時、同級生の選手がコーチからめちゃくちゃ怒鳴られていたそうです。
彼はコーチのところに行って
「僕の立ち位置が悪かったです。●●君を怒らないでほしいです。僕が悪かったのでバットが当たりました。すみません。●●君は悪くないです。」
ってコーチに言ったらしいんですよね。
それを別の保護者から聞いたお父さんは家でめちゃくちゃ自分の子供を褒めたらしいです。
2回目はスパイクが破れていたけど、お父さんやお母さんにお金を使わせたらいけない!道具がもったいない!ということでずっと黙っててボロボロのスパイクで練習していたようです。
たまたまスパイクを見たお父さんが「何で言わないの?これくらい買ってやるから」と言っても彼は「いや、まだ使えるから」「このスパイク気に入ってるから大丈夫」って固辞したらしいんですよね。
その時に褒めたということです。
もちろん・・・その後、スパイクを買ってあげたとおっしゃっておりました。
いつも小学部の親御さんや中学部の親御さんにも伝えることがあります。
「人間は6歳までの教育が大事」
「ある程度大きくなってから言っても子供は聞かないから」
「小さい時に甘やかして育てると良いことはない」
「小さい時からきちんと育てておくと親が何も言わなくても何でも気付いて自分で動く人間になる」
「親の背中を見て子供は育つ」
「親を見れば子供がわかるし子供を見れば親がわかる」
失礼ながら体験に来られた方にもいつもそんなことを言ってます。
先述した子供さんは中学生となった今でも野球をやっているようです。
下手でも仲間に追いつきたいということで日々、必死に野球に向き合っているようです。
お父さんやお母さんが重たい荷物を持っていると自然と手伝ってくれるようです。
学校で友達がいじめられていた時、割って入ったようです。
福岡チータは選手にそんな教育をしております。
野球が上手い!それも大事!
でも、長い人生を生きていく上でもっと大事なことがあります。
プロ野球選手、プロ野球選手ばかりにならず、将来を見据え、もっと大事なことを福岡チータで学んでほしいと思います。
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